脱毛未経験の方が「脱毛したい箇所はどこですか?」と聞かれたら、
きっと99.9%の方が、顔ではなく体の部位を答えると思います。
そもそも顔の脱毛が可能なことや、一定の需要があることを認識していない人が多いですし、
「顔って産毛じゃないの?光脱毛はできるの?」という方も多いです。
結論から言えば、できます。
もちろん全く色素のない透明の産毛はできませんが、薄茶色の細い毛などは可能だと言えます。
しっかりとした毛が生えている箇所に比べれば脱毛効果もわかりにくいですが、
それでも、脱毛はできるのです。
個人的には、顔の脱毛はとてもお薦めです。
顔剃りをしたことがある方や定期的にしている方ならご存知かもしれませんが、
顔の産毛がなくなると抵抗がなくなり肌表面が滑らかになりますので
ファンデーションのノリが全然違いますし、トーンも上がって白く見えます。つまり、いいことづくめなのです。
私がサロンに勤めていた頃も、やはり顔の脱毛を希望されるお客様は多くいらっしゃいました。
「眉毛や眉間は伸びるのが早くて、いちいち形を整えるのが面倒だから脱毛できますか?」
「顔剃りすると化粧ノリがいいって聞いたので、顔全体脱毛したいんですが…」
「眉下(瞼)に毛が生えるんだけど、処理するにも痛いから永久脱毛したい」
日々のお手入れにうんざりしている脱毛経験者は、どうしたらこのお手入れ時間を短縮できるか、常に考えているのです。
しかし残念なことに、光脱毛では基本的に顔の一部しか脱毛ができません。
多くのサロンでは、施術できるのは鼻から下のみの施術となります。
眉毛の脱毛や額の脱毛などをしてくれるサロンも探せば少しはあるようですが、かなり少数のようです。
需要はあるのに、なぜ多くのサロンはこれをやらないのでしょう?
理由は簡単です。目の付近に照射することが危険だからです。
光脱毛はその名の通り光(フラッシュ)を体にあてて熱を与える方法で脱毛しています。
目に害はないとされていますが、万が一のトラブルを防ぐために
目元にタオルをかけたり、専用のゴーグルを着用してもらっているはずです。
また、照射をすると色素が濃い部分は熱を感じますし、毛があれば燃えてしまいますので、
眼球や睫毛にトラブルが起こらないよう、施術を避けるサロンが多いと思います。
ということで、一番処理が面倒であろう眉毛や眉間はあまり一般的ではありませんが、
鼻下も毛周期が短く、処理を怠ると恥ずかしい個所ですので、脱毛では人気の部位です。
鼻下の産毛、嫌ですよね。
好きな人とデートの日などに処理を忘れたことに気づいたら、一気にテンションが下がりそうです。
濃くなくても毛量があるとファンデーションがうまく乗りませんし、かといって頻繁に剃ると毛って濃くなるとかいうし…
そこで、思い切って脱毛に踏み切る女性が多いのです。
しかし最初に話した通り、色素の薄い産毛は脱毛効果は目に見えにくいです。
脇や脚のように劇的な変化を求めずに、長い目でのんびり付き合っていくことが大事です。