脱毛において「結果が出る」というのは、脱毛効果が目に見えてわかるようになること、
つまり、明らかにムダ毛が減った!と実感することです。
脱毛の施術を重ねてもなかなかムダ毛が減らず、時間とお金を浪費していく…
そんなことにはなりたくないですよね。
脱毛をスタートする前に、自分の体は脱毛効果が出やすいのか?それとも出にくいのか?
知っておいても損はないと思います。
まず1つ目の要素は、「アトピー体質」です。
アトピーの方はもともと普通の方よりお肌が敏感なので、
ちょっとした刺激にも反応して赤くなったり痒くなったりなどの症状が出やすいと思います。
光脱毛は普通肌の方にとっては痛みもほとんどなく安全な脱毛法ですが、アトピー部分に脱毛の光を
照射してしまうと、何らかのトラブルが起こることはほぼ確実と言ってもいいと思います。
そのため、皮膚炎で荒れている場所やステロイド剤を常用している部位には照射ができないサロンが多いです。
(ステロイドの軟膏などを施術数日前から塗らないようにしてもらい、痒みなどの症状がなければ照射可能というサロンもあります)
さらに、脱毛にはお肌の潤いが必要不可欠です。
脱毛機の照射によって毛根に熱を加える際、肌表層の水分が失われるからだと言われています。
また、表層内部がしっかり潤っており透明感がある状態ですと脱毛の光が奥深くまで届くため効果も表れやすいのですが、
アトピー性皮膚炎の方はお肌が乾燥していますので、もし照射できても毛根までしっかり光が届かない可能性もあります。
痒い部分を掻きすぎてしまい傷などになった場合や、
色素沈着が起こり肌自体が茶色っぽくなってしまった場合も当然施術ができません。
なぜ色素沈着になると施術ができないのか?
2つ目のテーマと一緒にご説明します。
脱毛の効果を左右する要素、2つ目は「肌の色」です。
光脱毛のライトは普通の肌には生温かく感じるだけなので、痛みもなく危険もありません。
試しに掌に照射してもらうとよくわかるのですが、熱いという感じが全くなく、
脱毛未経験の方だと「こんなぬるい熱で本当に毛根はダメージを受けているのかな?」と疑ってしまうかもしれませんが
あの特殊なライトは黒い部分だけを狙って強い熱を与え、ピンポイントで毛根のみにダメージを与えているのです。
そのため、毛が太く剃毛後の毛の断面が広いと、チクっとした痛みを感じる場合があります。
でも耐えられないほどではありません。一瞬です。
しかし、それはお肌が「普通の肌」だった場合です。
肌自体の色素が濃くなってしまうと、ライトの熱をダイレクトに感じるようになってしまいます。
お肌が白い方や普通肌の方は、基本的に痛みは感じません。つまり脱毛効果が出やすいと言えます。
もともとお肌が茶色っぽい方や日焼けしている方、また先ほど説明したように
皮膚トラブルで肌に茶色や黒の色素沈着が起こっている方は、照射するたびに毛根だけではなく肌にダメージを受けます。
そのまま施術を続けると広範囲に熱がこもって火傷などのトラブルになりかねないため、
普通の脱毛サロンでしたら「色素が濃い場所は避けて照射します」となります。
上記の皮膚炎のケースであればそのように一部を避けて施術を続けることが可能ですが、
地黒の方や日焼けなどで体全体の色素が濃い場合はそもそも施術ができません。
日焼けは肌の潤いも奪ってしまいますので、潤いが求められる光脱毛では特にNGです。
こうして書いていると地黒の方に申し訳なく、何だか悲しくなってきますが、
色の黒さによってはライトを弱くして照射したりなどが可能なサロンもたくさんありますので、
ダメだと思わずに一度カウンセリングを受けてみることをお薦めします。
余談ですが、脱毛の光はほくろや痣などにも反応しますので、大きい場合は避けるか白ペンで塗りつぶして施術します。
サロン側も、少しでもお客様のムダ毛がなくなるようにいろいろな工夫をしているんですよ。
アトピー等の肌トラブルがなく肌の色が標準のあなたは脱毛効果が出やすいと言えますが、
より効果を引き出すために、毎日お肌の保湿をすれば完璧です。頑張りましょう。